JICA 草の根技術協力事業
パートナー型
「ダナン市・グハンソン地区の地区病院を中心とする老年ケア・プログラム定着と人材育成事業」
「ベトナム版 老年ケア」動画教材
概要
実施年度 2018年7月10日~2022年6月30日
中部学院大学は、2015年3月~2017年3月まで、JICA草の根技術協力事業(地域活性化特別枠)の委託事業として、ダナン医薬技術大学と協力し、ダナン市(ベトナム)の看護職を対象に老年ケアの理念とスキルを移転しました。
その活動実績を礎に、2018年7月から、JICA草の根技術協力事業(パートナー型)「ダナン市・グハンソン地区の地区病院を中心とする老年ケア・プログラム定着と人材育成事業」を行うことになりました。
ダナン市グハンソン地区病院と4つの保健センターを中心に、日本の老年ケアを基に、ベトナムで持続できるよう改良した老年ケア・プログラムを構築します。
事業概要
1.対象国名 |
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ベトナム社会主義共和国 |
2.事業名 |
ダナン市・グハンソン地区の地区病院を中心とする老年ケア・プログラム定着と人材育成事業 |
3.事業の背景と必要性 |
2015年からJICA草の根技術協力事業(地域活性化特別枠)によりダナン市の看護師に日本式老年ケアを伝えた。しかし、老年ケアは看護師が個々の技術を高めるだけでなく、病院の医師、看護師などすべてのスタッフが、業務マニュアルを共有し患者に合わせた質の高いチームケアを提供する技術と仕組みが必要である。また、入院患者が退院後に自宅療養を続け、健康の回復、介護予防、生活の安定など「地域包括ケア」プログラムの整備が必要である。ダナン市の中でも「老年科」を一番に開設したグハンソン地区病院で、ベトナムに予想される高齢社会のモデルとなる人材育成に取り組む。 |
4.プロジェクト目標 |
グハンソン地区病院と地区内の地域保健センターで老年ケア・プログラム(病院と地域の連携プログラム)が継続的に実践される。 |
5.対象地域 |
ダナン市グハンソン地区 |
6.本事業の対象となる人々(ターゲットグループ) |
ダナン市・グハンソン地区病院とその地区内の地域保健センターに勤務する看護師、医師
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7.事業活動 |
<成果>
<活動>
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関連リンク
地域活性化特別枠
「ダナン市の看護職を対象にした老年ケア・キーパーソン養成事業」
実施年度 2015年3月 ~ 2017年3月
- 提案団体:関市
- 実施団体:中部学院大学
中部学院大学は、カウンターパートであるダナン医薬技術大学(ベトナム)の協力の下、2015年3月から独立行政法人国際協力機構(JICA)草の根技術協力事業として、「ダナン市の看護職を対象にした老年ケア・キーパーソン養成事業」を実施しています。
事業概要
1.対象地域 | ベトナム社会主義共和国 ダナン市 |
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2.事業名 | ダナン市の看護職を対象にした老年ケア・キーパーソン養成事業 |
3.事業の背景と必要性 | 今後、ベトナムでは、経済の発展、生活様式の変化、医療技術の向上によって、高齢化が進み、生活習慣病等の慢性疾患や精神疾患等の増加が見込まれる。これに伴って、介護の知識と技術、予防の取組みが求められる。日本では、看護技術の向上に加え介護の専門性を確立すること で、生活モデルによる障害の軽減と重度化の予防を図ってきた。日本式介護をベトナムに移転することで、病院需要が急増するベトナムで、病院と在宅との機能分化を促し患者のQOLを向上することができる。関市では、市内の病院、介護施設、大学が連携して、介護職員の資質向上を図ってきた実績がある。また、刃物の生産技術を生かした、介護機器・医療機器をベトナムに紹介することができる。 |
4.プロジェクト目標 | 日本の老年ケア(老年看護・介護)の理念とスキルを移転し、看護の質を高め、ベトナム国における「高齢者患者の寝かせきり」「認知症高齢者の拘束」等の介護問題の解決に資する。 |
5.受益者層 | ダナン市で看護業務に従事している者、また、看護資格を取得中の学生
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6.活動 |
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7.実施期間 | 2015年3月から2017年3月 |