実習サポート
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大学の実習サポート

実習体験が将来に役立つ

講義で学んだ理論は、知識として修得することができます。その知識に温かい血が通わなくては本当の援助はできません。現場で行われる実習で、心の体験を重ねることにより、医療・福祉・保健分野のプロとしてのスタンスを築いてほしいと思います。

実習のステップ

事前・事後学習

事前学習は、実習に入る前に学内で行われる予備的な学習・訓練です。
各取得希望資格によって内容は異なりますが、介護や保育技術、理学療法士のための実習においては模擬的に患者様との接し方、検査、評価、治療の進め方などの体験学習を行います。
また、社会福祉士のための実習においてはロールプレイングなどで面接技術の訓練を行ったり、理学療法士のための実習においてはOSCE(Objective Structured Clinical Examination;客観的臨床能力試験)を行います。
実習先に関する図書、資料の紹介や情報収集などの指導も展開していきます。
そして、レポートや実習計画の作成をはじめとする準備指導も行われます。
事後指導は、実習現場から得た知識や技術を真に自らのものとするために、ケース検討やグループ討議などの振り返り作業を行います。また、専門職としてあるべき姿について、さらに理解を深めていきます。

社会福祉士資格取得のための実習

社会福祉実習

  • 3年次・8~9月 約4週間
    3年次編入生:4年次・8~9月 約4週間

1週目

現場実習で利用者への理解を深めるとともに、職員の援助場面を見ることで、援助活動のあり方を学びます。

2週目以降

アセスメント、援助計画、計画の実施など実際的に指導を受け、福祉専門職に必要な能力を身につけます。

社会福祉士資格取得のための実習(通信教育部)

社会福祉援助技術現場実習の目的

現場での体験的学習を通して、さらにはその体験をより理論化する過程を通して、社会福祉実践に対する総合的理解力を養成することを目的としています。
みなさんが大学で学ぶ知識が現場においてどのように生かされるのか、また問題を見出し、解決する道筋を考える機会となることでしょう。

実習先の決定

社会福祉援助技術現場実習では、184時間(約4週間)の実習を行います。
4週間を1つの施設で行うのか、1週間と3週間に分けて2つの施設で行うのか、各自の学びたい課題によって選択ができます。
実習先は、厚生労働省が指定する機関・施設でなければなりません。
また、実習先指導者の要件を満たす指導者がいることが必須となります。
本学通学課程の学生を受け入れて頂いている実習先を希望する場合には大学で調整をしますが、それ以外は原則として学生自身で実習先を探し内諾を得る必要があります。
また、勤務先での実習は可能ですが、必ず休暇を取り勤務を離れなければなりません。

精神保健福祉士資格取得のための実習

精神保健福祉援助実習

  • 3年次・10月~3月・2週間
    精神障害者が抱える生活のしづらさについて理解を深め、職員の援助場面を見ることで、援助活動のあり方を学びます。
  • 4年次・5月~10月・2~3週間
    現場スタッフの指導のもとで、精神保健福祉士としてあるべき姿とそこに求められる能力を養成します。

介護福祉士資格取得のための実習

施設実習

  • 介護基礎実習Ⅰ 1年次・2月・2週間、 Ⅱ 2年次・8月・1週間
    施設の役割を実際の現場で理解すると同時に、利用者とのコミュニケーションを実践的に身につけていきます。
  • 介護過程実習 2年次・2月・3週間
    介護技術をより専門的に学習するスキルアップの実習。計画を立てるうえで重要なアセスメントも学びます。
  • 介護総合実習 2年次・3月・4週間(2015年度は行いません)
    施設におけるチームの一員として、業務にあたるほか、利用者のケアプランも実行します。また一人ひとりテーマを決めて介護研究に取り組みます。

地域実習

  • 2年次・8月・1週間
    グループホーム、デイサービスセンター等で地域や家庭における介護を実践的に学びます。

介護実習プログラムの内容と特色

保育士資格取得のための実習

保育実習IA(保育所実習)

  • 2年次・2月・10日間
    保育所での実習です。乳幼児とのふれあいを通して、保育士としての役割と日常業務、保育所の機能を学びます。

保育実習IB(施設実習)

  • 2年次・6月・10日間
    原則として児童福祉施設での実習です。様々な利用者さんとのふれあいを通して、保育士に求められる能力の養成をします。日常的な業務事項についても学習します。

保育実習II(保育所実習)・III(施設実習)

  • 4年次・5月・10日間
    保育所実習・施設実習の選択実習です。多彩な場面で活躍できる保育専門職としての素養を高めます。

主な実習先:子ども教育学科 保育実習ⅠA・Ⅱ(保育所)

岐阜県内を中心に公立・私立保育所で実習させていただいています。

理学療法士資格取得のための実習

臨床実習は実践を通しての学び

臨床実習では、理学療法士としてあらゆる患者や障害者に対して、学内で講義、演習、実習で学んだ知識、技術を実践の関わりをとおして応用し、実践能力を養います。また、将来の進路の確認、理学療法士としての自覚を培うとともに、学習の動機付けを高めるために1年次から導入し、医療・福祉・保健分野での理学療法士の役割について理解を深めます。

臨床体験見学実習

  • 2年次・2月・1週間
    保健・医療・福祉の現場を見学し理学療法士の役割の理解や関連職種の役割、機能の理解、連携の重要さについての理解を深め、今後進むべき進路を確認し、理学療法士として自覚を培います。また、学内で学んだ知識を障害者・患者等の疾患と照らし合わせ、問診を試み確認します。

臨床評価実習

  • 3年次・2月~3月・3週間
    情報収集、観察、検査・測定、統合・解釈、問題点の抽出、目標設定、治療計画の立案までの一連の流れを経験します。

臨床総合実習I

  • 4年次・5~6月・7週間
    臨床場面で患者を担当するに当たり、患者の全体像を捉え、各種の評価検査の実施に重点を置く実習であり、指導者が実施する理学療法の内、基本的な部分については模倣し行えるようにします。

臨床総合実習II

  • 4年次・7~8月・7週間
    臨床場面で患者を担当するに当たり、最低限必要な基本となる理学療法が指導のもとに自ら立案し実施できることを目標として行います。また、必要に応じて治療プログラムの変更も行えるようにします。

幼稚園教諭1種免許取得のための実習

幼稚園教育実習Ⅰ

  • 1年次・2月・2週間
    幼稚園や幼稚園教育について理解し、幼児とのふれあいを通して幼児理解を深め、幼稚園教諭の役割について学びます。実際に指導案を作成し、部分実習等の体験をする場合もあります。

幼稚園教育実習Ⅱ

  • 3年次・6月・2週間
    幼稚園や幼稚園教育についての理解を深めるとともに、幼児理解や幼稚園教諭の役割についてもさらに深く学びます。実際に指導案を作成し、部分実習等の体験もします。

主な実習先:子ども教育学科 幼稚園教育実習Ⅰ・Ⅱ

岐阜県内を中心に公立・私立幼稚園で実習させていただいています。

小学校教諭1種免許取得のための実習

小学校教育実習

  • 3年次・9月・4週間
    小学校教員としての能力と資質の必要性を体験的に学び、教育者としての自覚と意識を高め、かつ教員になるための知識や技術を体得します。

主な実習先:子ども教育学科

実習先は各務原市教育委員会との連携協定により、各務原市立小学校となっています。

高等学校教諭1種免許、中学校教諭1種免許取得のための実習

教育実習では、教育現場における実際を体験し、生徒への関わりを通じて自己の未熟さや目標成就の喜び等、教育についての認識を深め、教育者として必要な熱意と将来、効果的な教育活動ができる資質を磨きます。

実習校の決定

実習は原則として出身校で行います。
3年次・4~5月頃に出身高校に出向いて内諾をいただき、4年次までに正式に決定します。

教育実習指導

  • 3年次・10月~1月

事前面接指導

  • 4年次・4月

教育実習(高等学校:福祉/公民/商業/保健体育、中学校:社会/保健体育)

  • 4年次・5~11月にかけてさみだれで(高等学校:2週間、中学校:3週間)

教育実習事後指導

  • 4年次・7月

短期大学部の実習サポート

短期大学部では1年次より実習がはじまります

入学して約5ヶ月後に実習がはじまります。多くの学生が期待と不安のなか実習をはじめますが、授業とは違った多くの学びや気づきがあり、忘れられない出来事や出会いが待っています。授業における知識・技術の習得と実践を通して学ぶことが並行して行われ、確認、応用をしながら専門家として必要なことを身に付けていきます。

同じ夢を持つ仲間たちが連帯感を持って学んでいます

将来の同じ目標を持った仲間が多くいることは、心強く、協力し励まし合って学ぶことができ、良い刺激を受けることもできます。実習前には共通の課題を確認し、各学科では「実習激励会」が開かれ、先生や先輩方に励まされ勇気づけられ実習へ出て行きます。各実習先へは小グループで行きますが、実習後にはそれぞれの学びを仲間と共有する機会があります。

幼児教育学科の実習

実習をイメージしよう

幼児教育学科では、1年生から実習に力を入れています。
実習での子どもとの関わりは、必ず新たな自分との出会いをさせてくれることでしょう。
また、中部学院大学短期大学部の実習体制によって、一人ひとりが必ずステップアップできます。

実習の特徴

子どもをあやす学生

乳幼児の保育の場では、子ども達の気持ちを読みとる力が特に求められます。
しかし、実習生は逆に子ども達によって、どんな人なのか?どんなことをしてくれるのか?を読みとられているのです。
子ども達に個性があるように、みなさんの表現の仕方もそれぞれです。
しかし、中には今までの表現の仕方では子どもに受け入れられないこともあります。

今までの"自分"を土台に、新しい"自分"らしい表現ができるようになっていくプログラムが、自然に実習指導・実習方法研究には盛り込まれています。
さらに、すべての教科の担当教員が、実習時期が近づくと、実習担当教員と連携して、その実習に役に立つ具体的な内容・活動を指導する体制ができています。
こうしたきめ細やかさが中部学院大学短期大学部ならではの実習指導にはあります。
安心して実習に出ることができます。

実習のステップ

子どもと遊ぶ実習生

本格的な実習に入る前に、実習指導と実習方法研究の授業を中心に、事前の学習を綿密に行います。

 

事前指導

保育者としての役割と幼児に対する理解を深め、実習に入る前の意識を高めます。

 

実習

大切なのは自ら気持ちを開いていくこと。幼児との関わりを通して、自分が変えられていきます。

 

事後指導

幼児や保育者としての役割をどう理解しているか、学生の育ちを教員が親身にサポートしていきます。

 

実習Step1 幼稚園実習前期

  • 1年次 11月/2週間
    園や施設の機能、保育者の役割について学びます。 保育の流れを知り、子どもとのコミュニケーションの方法を学びます。

実習Step2 保育実習I

  • 2年次 6月/2週間
    遊びや生活場面での関わりを通して、乳幼児の要求や思いを理解します。 自分で準備した教材や遊びで、保育者に代わる保育指導を経験します。

実習Step3 幼稚園実習後期

  • 2年次 9月/2週間
    保育記録を通して個々の子どもへの理解を深めます。 生活や遊びの部分を担当し、保育技術を習得します。

実習Step4 保育実習II・III

  • 2年次 11月/2週間
    現場担当者の指導のもと、指導計画を作成し、反省評価を行います。 施設を利用している家庭や地域の生活実態についても理解を深めます。

実習施設と実習時期

実際に資格をとるためには、2年間の間に以下のような実習が組まれています。

実習時期 実習施設 取得関連資格
1年11月 幼稚園前期実習 幼稚園教諭2種免許に関する実習
1年2・3月 児童福祉施設実習 保育士に関する実習
2年6月 保育所実習 保育士に関する実習
2年9月 幼稚園後期実習 幼稚園教諭2種免許に関する実習
2年11月 選択実習(保育所・児童福祉施設・児童館) 保育士に関する実習

実習指導書に基づく指導

実習指導書の表紙

中部学院大学短期大学部では、実習マニュアルと保育所・幼稚園実習指導書をもとに、実習指導を行います。保育所・幼稚園実習指導書はみなさんと学校はもとより、保育所・幼稚園の先生方が共通の理解のもとに、実習を受け入れていただくために、すべての実習園へ配布されます。また、みなさんの育ちに応じた無理のない、それでいて、確実な育ちが保障されるような課題設定の仕方やその課題達成のための、記録の書き方が丁寧に説明してあります。

幼児教育学科 附属実習機関

所在地 機関・施設名
岐阜市 中部学院大学・中部学院大学短期大学部附属幼稚園
常磐保育園
岩野田児童センター
関市 中部学院大学・中部学院大学短期大学部附属桐が丘幼稚園

社会福祉学科の実習

実習はどこよりも充実!着実に福祉専門職へと導きます。

平成6年4月に学科開設、東海北陸地区の短期大学ではじめて介護福祉系の学科を設置したのが本学です。
これまでに数多くの卒業生を輩出し、地域や施設と密接な信頼関係を築き、実習の場や就職の機会も豊富に用意されています。
2年間の実習体験は、福祉専門職をめざすあなたにとって宝物となります。

実習の特徴と実習のステップ

介護基礎実習

  • 施設・地域実習  1年次 9月/2週間
    施設の概要を理解するとともに、高齢者を理解し、コミュニケーションをとることを学びます。

介護過程実習

  • 施設実習  1年次・2月から3月の4週間
    一人ひとりに応じた援助を行うことを学びます。
    受け持ちケースも担当し、情報収集の方法を学びます。

介護総合実習

  • 施設実習  2年次 8月/4週間
    介護計画の作成と実践を学びます。
    また、障害の形態に応じた介護技術を実習するとともに、医療、看護、リハビリ、栄養・調理など他の領域との連携について学びます。
    また、実際の勤務形態に即した実習も経験します。

卒業生への支援

介護の最前線で活躍する専門職の方と、介護・福祉を学ぶ学生、および介護・福祉に関心を持つ一般の方たちが一堂に会し、介護福祉について学びあうことを目的に介護福祉セミナーを毎年開催しています。