2025.12.10
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【学会報告】認知神経リハビリテーション学会学術集会で本学教員・卒業生がクリニカルディスカッションを担当
第25回認知神経リハビリテーション学会学術集会で本学教員・卒業生がクリニカルディスカッションを担当しました
2025年11月29日(土)~30日(日)に大阪市中央公会堂で開催された第25回認知神経リハビリテーション学会学術集会(テーマ:「見えないものを観る ~行為と認知のVisualization~」)において、本学の教員および卒業生が登壇し、臨床的・学術的な議論を行いました。
■ クリニカルディスカッション「姿勢バランスの見えない病態を観る」
11月29日(土)に開催されたクリニカルディスカッション「姿勢バランスの見えない病態を観る」では、本学理学療法学科の菅沼惇一准教授(1期生)がモデレーター兼シンポジストを務めました。共にシンポジストとして登壇したのは、卒業生である細江健太氏(8期生、摂南総合病院)です。両名は共に千鳥司浩学科長のゼミ出身であり、教員と卒業生が同じ舞台で専門的議論を交わす、たいへん感慨深い場となりました。
■ 各シンポジストの講演内容
菅沼惇一准教授 「姿勢バランスの見えない病態を多角的に観る」
姿勢制御のメカニズムを、体性感覚・注意・情動など複数の視点から捉え、臨床における“見えない病態”の理解と可視化の意義について講演しました。
細江健太氏(摂南総合病院) 「脳卒中患者の立位姿勢における見えない経験と見えない制御をどう捉えていくか」
脳卒中者の姿勢制御に潜む潜在的な経験・認知プロセスに着目し、臨床での評価とアプローチの新たな方向性を示しました。
ディスカッションでは、日本認知神経リハビリテーション学会会長・宮本省三氏(高知医療学院)より専門的な質問とコメントをいただき、今後の研究・教育活動に繋がる非常に有意義な時間となりました。
今回の登壇は、本学の教育・研究から巣立った卒業生が活躍し、同じ舞台で議論を深めるという、本学にとって大きな喜びとなる出来事でした。今後も中部学院大学では、臨床と学術をつなぐ教育・研究活動を積極的に推進してまいります。
➀講演の様子
②会場の様子