2021.11.24
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L.E.A.PPlaza企画「学びの地を知ろうNo.2」
2021年11月24日(水)昼休みを利用し、関キャンパスL.E.A.PPlazaにおいて、今井春昭先生による「学びの地を知ろう NO2」を開催しました。学生20名と教職員7名が参加しました。
前回(11/10)に続いて、まずは「日本の人口重心」についてのお話がありました。日本人の往来の中心は、いわば人口重心地「人間のヘソ」にあって、人間も体の中心「ヘソ」でバランスをとっているとのことです。「日本の中心である!」と宣言している市町村は全国に数多くあるそうですが、日本の人口重心地は、1930年~2025年までのおよそ100年間にわたって、岐阜県関市であるとのことです。
また、岐阜県は東西の言葉の接点に位置し、ことばの「たまり場」でもあります。東西方言の対立(境界線)は、岐阜であるとも言われているそうです。
続いて、岐阜の食文化に関する説明があり、その中で「ご当地食品」の紹介をしていただきました。例えば、だし(醤油)の濃口、薄口など食べ物の味も「天下分れ目の関ケ原」を境に違っているそうです。また、岐阜県民は、外食が好きで、特にお寿司にお金をかけており、かける費用は全国2位とのこと。そして、岐阜県のお寿司(熟れ寿司、寝寿司、朴葉寿司)には、地域的な特色があふれているそうです。さて、皆さんは、あげ寿司と巻寿司のセットを、なぜ「助六」と呼ぶのか知っていますか?それは、歌舞伎の有名な題目「助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)」が由来であると説明されました。本日のお話に関連し、今回は「いなごの佃煮」などを試食用にお持ちいただき、参加者の皆さんに紹介されました。「いなごの佃煮」を恐る恐る食べる学生や、虫を食べる習慣から母国を思い出し懐かしんで食べる学生もいました。
最後は、今井先生から参加者へのお土産として、くじ引きにより、東西で「だし」に違いがある「カップ麺」や、地域の特産品である鶏ちゃんなどを当ててもらい、持って帰ってもらいました。
それぞれの出身地(母国)から、岐阜県を選んで生活を送っている学生たちには、もっと岐阜について知ってもらい、地域(母国)の皆さんにも紹介をしてほしいと考えています。