SDGs教育の一環として特別講義を行いました

内閣府国際平和協力本部事務局、国際平和協力研究員としてご活躍の松尾敬子氏を招き、5月13日に特別授業を行いました。松尾氏はこれまで国連ハビタット職員として、スリランカやアフガニスタンにおいて紛争中・紛争後のコミュニティ支援に携わってこられました。これらの豊富な海外での実践を踏まえ「草の根からの平和構築 紛争中・紛争後のコミュニティ支援」をテーマに、現地の人々とともに生活を再建していくプロセスやコミュニティ活動について多くの写真とともにお話しいただきました。

教室の様子 教室の様子

当日は「人間福祉専門演習Ⅰ」の渡辺ゼミ、加藤先生ゼミ、名倉先生ゼミ、兼松先生ゼミ、打保先生ゼミと「地域福祉論A」(飯尾先生)の学生及び先生方がそれぞれ教室やリモート形式で受講しました。
ゼミや科目を超えて「福祉」を学ぶ学生たちが集まり、「福祉」を学び紛争地で「福祉人」として実践されてきた松尾氏の話に耳を傾け、キャリアパスにも触れながらディスカッションをすることができました。

国連ハビタットとSDGsについての説明 国連ハビタットとSDGsについての説明

 人間福祉の学生が学ぶソーシャルワークが「平和」に貢献するということ、そしてそのプロセスにおいて現地の人たちと「ともに創り上げていく」という視点が大切であること、紛争中・紛争後地域の実情などについてわかりやすくお話しいただきました。学生にとっては視野を世界に広げ「ソーシャルワーク」の新たな魅力に気づくことのできる貴重な機会となりました。

バーミヤンの実情についての説 バーミヤンの実情についての説
現地女性への働きかけについての説明 現地女性への働きかけについての説明
現地の人々や国際職員の同僚と働く様子 現地の人々や国際職員の同僚と働く様子
飯尾学部長からのお礼の言葉 飯尾学部長からのお礼の言葉