地域の方からいただいた毛糸で教材研究をしました

地域とのつながりに感謝を込めて

 日頃から地域と本学をつなぐ地域連携推進センターに、関市社会福祉協議会様より市内在住の方からたくさんの毛糸の寄付をいただいたという連絡がありました。毛糸は編み物教室で使っていたそうです。長年地域の方々に編み物の楽しさを伝えてこられた先生が、関市社会福祉協議会様に寄付をされたとのことでした。

 この毛糸は保育を学ぶ幼児教育学科の学生の教材研究に活用できるということで、いくつか分けていただきました。

 保育の現場では、毛糸は子ども達の遊びに取り入れられる素材のひとつです。編み物教室の毛糸が保育者を目指す幼児教育学科の学生達の学びへとつながります。

たくさんの毛糸の寄付から、長年編み物教室で先生としてご活躍されたことが伝わってきます
関市社会福祉協議会様から毛糸の一部を分けていただきました

幼児教育学科「保育内容(環境)」の講義で毛糸の教材研究をしました

様々な色の毛糸を使い、素材の持つ魅力を考えます
指を使ってポンポン作りに挑戦
段ボールに巻き付けて飾りにします
フォークを使って小さなポンポンを作ります
毛糸を組み合わせて花に見立ててみます
ポンポンをつなげて子ども達が好きな絵本に出てくるあおむしを作ります
毛糸を組み合わせた顔は子どもの三つ編み遊びに使えそうです
ままごとやお店屋さんごっこで使える食べ物にも見立てました
毛糸を他の素材を組み合わせれば遊びのアイディアは尽きません
 毛糸の教材研究を通じて、学生達は子ども達が毛糸で遊ぶ時にはどのような楽しさがあり、保育者としてどのような環境構成や関わりが必要かということを学びました。

 講義を振り返った学生からは、「保育者になったら子ども達に毛糸を使った遊びを用意してあげたい」、「こんなにたくさんの毛糸を使って勉強できたことが嬉しかった」という声があがりました。そして、自分達が様々な方々の厚意に支えられながら過ごしていることに思いを巡らせ感謝の気持ちを抱きました。

 編み物教室の先生からいただいた毛糸が、巡り巡って未来の保育者を目指す学生達の学びへとつながりました。将来保育者になった学生達は、子ども達と一緒に毛糸を使った遊びを楽しむことでしょう。こうして人の厚意はまた別の人々へと渡っていきます。

 中部学院大学短期大学部幼児教育学科の学生達は、地域の方々に支えられて学んでいることを実感します。この学びを地域の様々な場で還元したいと考えています。編み物教室の先生、関市社会福祉協議会様には心より感謝申し上げます。

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