「ひなまつりってなぁに？」～地域の親子と一緒に行事（ひな祭り会）を楽しみました～

各務原市主催・川島地区社会福祉協議会の協力の下、３月１日（土）に川島ライフデザインセンターで「ひな祭り会」を行いました。年少から小学２年生までの親子を対象に、たくさんのご応募をいただき、抽選の結果30組の親子の参加がありました。子ども教育学科３年生の学生は授業内や、グループごとに自主的に当日に向けて企画・準備を行いました。企画・準備の際には、親子が楽しめるように互いに意見を出し合い、協力して進めてきました。当日は、『うれしいひなまつり』の歌をピアノの伴奏に合わせてみんなで元気よく歌うことから始まり、次は『ひなまつりってなぁに？』というひな祭りについて楽しく学ぶことのできる創作劇を学生が実演し、会場にいるみんなが楽しみました。ひな祭りについて学んだあとは3グループに分かれ3つのブースを体験しました。

　１つ目のブースは『あつめて！はこんで！ぱっくんちょ』です。ここでは、お内裏様とお雛様の口に、大きなひしもちに見立てた３色の牛乳パックを２人１組で協力して運んだり、ひなあられに見立てた丸めた新聞紙を投げ入れたりして、身体を大きく動かして遊びました。２つ目は『みんなで楽しもう！貝マッチング』です。画用紙の表面には、様々な色の貝が描かれていて、裏面には、ひな祭りにまつわる絵（例：お内裏様、お雛様、ひなあられ、ひしもち　など）を描きました。裏面のひな祭りにまつわる絵を揃えられるように頑張ってカードを探し、貝をマッチングさせ、神経衰弱のように絵合わせをして遊びました。年齢が低い子ほど、難しいと感じる場面が多かったため、親子で協力したり、学生と協力したりして、最後まで楽しみながらゲームに参加していました。３つ目は『紙コップおひなさま』です。ここでは、画用紙にお雛様とお内裏様の顔を描いたり、紙コップに破った折り紙を貼って洋服を作ったりして、自分だけのひな人形を作ります。年少の子は破る感覚や音を楽しんでいたり、小学生になると折り紙の貼り方やひな人形の表情にこだわったりする様子が見られました。保護者の方とコミュニケーションをとりながら、親子が笑顔で制作する姿が多くありました。3つのブースを楽しんだ後は、撮影ブースで学生が作ったお雛様、お内裏様の衣装を実際に着て記念撮影をしたり、学生みんなと集合写真を撮ったりして、最後までひな祭りのひとときをみんなで味わうことができました！

今回のひな祭り会は、企画・運営を学生が一から考え、ピアノ・衣装作り・遊び道具・製作内容・飾りつけなどすべて学生が行いました。企画する時から、親子の楽しむ姿を思い浮かべることが大切であり、さらに、1人で行うのではなく仲間と協力することでより良いものができ、達成感も大きくなるのだと学ぶことができました。ひな祭り会を通して、製作物を持ち帰るための袋の用意や糊で手が汚れた時に拭くための物の用意、ブースでのボールを投げる方向などの安全面への配慮など、課題も挙がりました。今回の経験は、将来保育者になった際に生きることと思います。また、自分自身への自信にも繋がる経験になりました。

中部学院大学では、今回行った「ひな祭り会」をはじめ、親子ふれあいフェスタや学びの森フェスティバルなど、たくさんのイベントがあるため、実際に子どもたちと多く関わりながら実践的に保育を学び、自分が子どもと関わる際に必要な実践力を高めていくことができます。大学内にはラ・ルーラという施設もあるため、子どもだけでなく保護者の方とも関わることができます。実習以外でも子どもたち、保護者の方と関わることができるため、実習や座学だけでは学ぶことのできない『学び』をたくさん得られます。

ひな祭り会にご参加いただいたみなさま、最後までとても楽しい会となりました。

ありがとうございました！！　

　　　　文責：子ども教育学科３年生（HP担当）