現代福祉マネジメント講座第8回「社会福祉法人の運営について」

現代福祉マネジメント講座 第8回「社会福祉法人の運営について」
                         社会福祉法人慈恵会
 
                         さわやかナーシング下呂 施設長 山 田 典 孝 氏

「現代福祉マネジメント」講座も最後になりました。今回は社会福祉法人の人材育成、ICTの活用、働き方改革などについて、社会福祉法人慈恵会の取り組みを紹介して頂きました。理念に基づき利用者のみならず職員を大切にする取り組みがよく伝わりました。
受講した学生の感想を一部ご紹介します。

人間福祉学部2年  瀬川侑加さん
 今回の講義は、将来福祉の現場で働く私としては、とても貴重な時間だった。いくつかの取り組みをされているなかで、特に研修システムにとても関心を抱いた。社会福祉法人慈恵会が行っている研修システムには、新人研修・中堅研修・中堅フォローアップ研修・リーダー研修Ⅰ・リーダー研修Ⅱ・管理職研修がある。どの研修においても、研修カリキュラムが充実している。これほどの研修を行っている施設や法人は数少ないのではないかと思う。私はこれらの研修があることで、色んなことが学べるし、自分にとってとても利益になるのではないかと思う。こういった法人が色んな所で、展開してくれれば、就職したいと考えている人たちにとっては、大きな支えになるのではないかと考える。今回の講義は将来、福祉の現場で働く身としては、とても貴重な時間だった。


 

人間福祉学部2年 早野虹海さん
 お話を聞いて職員さんと利用者さんのことを本当によく考えていることが伝わり感銘を受けた。特に、眠りスキャンやハナストといったAIの導入は、「夜勤の人が2時間に1回、巡回をすることなくリアルタイムにデータで確認することで済み、そのデータからその人の睡眠状況などの分析やケアプランに反映することもできる。さらに巡回がなくなることで利用者さんが気にせず安眠することもできる」「インカムで話すことでそれが記録され文字を打ったり書いたりする手間が省ける。また、職員同士で会話ができるため、わざわざ呼びに行かなくても、すぐに利用者さんの対応ができる」など、働いている職員さんにかかっている負担のことだけではなく、利用者さんにとっても良いものになっている。また、ワークバランス推進エクセレント企業として岐阜県に認定されていること、具体的に取り組んでいる内容についても、時間外労働を少しずつ減らすため、5分ごとに手当がつき、周りを気にせず、帰りやすい雰囲気づくりができている。子どもの学校が休みの時は子どもを連れて出勤し利用者さんと一緒に過ごすことができる。などなど。
 現在の社会では、時間外労働や人間関係、子どもの預け先不足など様々の事が問題として取り上げられています。少しずつでも働きやすい環境づくりに企業も取り組んでいけるといいなと思いました。

※講座に登壇頂きました講師の皆様、またご聴講いただきました地域の皆様に深く感謝申し上げます。有難うございました。

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