[JICA]10月から新体制で再始動しました

(本学は2018年7月から、JICA草の根技術協力事業(パートナー型)「ダナン市・グハンソン地区の地区病院を中心とする老年ケア・プログラム定着と人材育成事業」を行っております。)


グハンソン地区病院内の現地事務所は2021年6月21日から再び閉鎖されていましたが、新型コロナ感染が急速に落ち着いたため10月4日から無事再開されました。本学からの派遣講師2名(山本氏・濱野氏)が9月末に帰国したため、事務所は現地補助員2名(ムイ氏・キム氏)の新体制での再始動となりました。
 

新型コロナ対応のため、グハンソン地区病院・地域保健センターやダナン市保健局のスタッフはわずかな時間を取ることも困難でしたが、10月に入ってようやくZOOM会議を開くことができました。10月11日に運営会議、10月19日にはPMU会議を行い、今後のスケジュールを再確認しました。

約半年ぶりの学習会も再開できたため、患者・家族向けのセミナーや、医療従事者を対象としたワークショップの準備を進めることができました。

第1回 患者・家族向けセミナー

10月21日、老年科の第1回患者・家族向けセミナーを開催しました。
嚥下障害について詳しく説明したあと、参加者1人1人がとろみ剤を作って試食したところ、「飲み込みやすい」と好評でした。
最後に、学習会が作成した動画やパンフレットを見ながら嚥下体操を行いました。

とろみをつけた水の試食
パンフレットの説明
嚥下体操の練習

第3回 ワークショップ(看護技術)

医療従事者を3グループに分けて、10月26日から3日間に亘って第3回ワークショップを行いました。
看護技術をテーマにしたもので、ボディメカニクス・スライディングシートの使い方・臥床から起き上がりの介助・車椅子移乗への介助・ポジショニング・ケリーパットの作り方などを説明し、参加者は意欲的に演習を行いました。

スライディングシートの使用
ポジショニング
車椅子移乗への介助

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