2022.07.23
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第21回ぎふLD・ADHD等学習会
第21回ぎふLD・ADHD等学習会を開催しました
「新型コロナ禍における子どもの依存症と家族関係への支援」
原宿カウンセリングセンター・顧問
信田 さよ子 氏
2022年7月23日に、中部学院大学人間福祉相談センター主催による、「第21回ぎふLD・ADHD等学習会」を開催しました。この学習会は、全国のこの領域のトップランナーの講師を招き、地域の自治体や関係機関・団体等のご協力を得て、毎年行ってきたものです。今回は、原宿カウンセリングセンター顧問で公認心理師・臨床心理士の信田さよ子氏を講師に招き、「新型コロナ禍における子どもの依存症と家族関係への支援」をテーマにお話しいただきました。
信田先生は、岐阜県ご出身ですが、東京で長らく、カウンセリングやアディクション(依存症)の臨床に携わり、AC(アダルトチルドレン)など親子関係の問題について、創成期から第一人者として取り組んでこられました。
この会では、新型コロナ禍における子どもたちや家族関係への影響についてお話され、それへの支援や対応について、わかりやすく解説されました。長引くコロナ禍の中、女性の自殺やDV、大人のアルコール依存等の増加が問題になっています。また、子どものネット依存やゲーム依存症(障害)による生活や家族関係の悪化の状況もあります。そこで、依存症、嗜癖(アディクション)問題に長年取り組んでこられた知見や仕組みについて説明された後、具体的に家族がどのように対応していくことが必要かについて、方法やことばかけのヒントもご提示していただきました。テンポがよく明快なお話ぶりでしたが、家族や親御さんへの暖かな目線に立ち明日からの見通しをもてる内容で、参加者からは好評をいただきました。
当日はオンラインで開催しましたが、北海道やロンドンなどからも約270名の方にご参加いただきました。
今後とも当センターでは、地域の子どもさんやお住まいの方、関係者の方々からのご相談やニーズにお応えできますよう、このような学習会の開催をはじめスタッフ一同尽力していきますので、ご理解、ご協力をお願い申し上げます。
人間福祉相談センター所長 宮本正一