第22回ぎふLD・ADHD等学習会

第22回ぎふLD・ADHD等学習会を開催しました

「子どもの育てにくさの理解と支援 -幼児期から学齢期の移行を中心に」

国立研究開発法人国立成育医療研究センター副院長・こころの診療部統括部長・小児科医師
小枝 達也 氏

中部学院大学人間福祉相談センターは、地域の皆様の子育てやこころの問題、生きづらさに心理、福祉等の専門職がカウンセリングや発達相談を行っています。毎年1回この分野での第一線の臨床・研究者の方をお招きして、学習会を開催しています。
2023年度は、6月24日(土)にオンライン方式で行いました。今回は、「子どもの育てにくさの理解と支援-幼児期から学齢期の移行を中心に—」をテーマにし、国立成育医療センター副院長でこころの診療部長の小枝達也先生をお迎えしました。全国から医師をはじめ医療・心理・福祉・保育・教育関係者・ご家族・当事者など約200名のご参加がありました。
本学の江馬諭学長の挨拶の後、小枝先生がご講演されました。小児科医師として、また鳥取では教育学部の教授や附属特別支援学校の校長等もお勤めになり、そうした長年の臨床や研究・教育活動に基づき、明快な資料を提示されながらのお話でした。発達障害の子どもたちだけでなく、思春期、青年期を見通してさまざまな育てにくさや生きづらさを抱える子どもたちと保護者や現場での明日からの支援に生かせる、具体的で実践的なお話でした。また、さまざまな調査や事例に基づき、制度や政策のご提案もありました。
参加者からは、「どの時期に誰がどのように支援するかについて、豊富な事例をもとに示され役に立った」、「ポジテイブな考え方をもとに、明日からの元気をいただけるお話であった」、「今度は学習困難を抱える子どもへの支援についてのワークショップなどをしていただきたい」などの感想やご要望をいただきました。
最後に小枝先生が強調された「よき人間関係が指導の前提」「子どものプライドを尊重する」「満足する日々が子どもを育てる」ということを大事にして、今後も地域の皆様に貢献できるような相談センターの活動をめざしていきたいと存じますので、引き続きのご指導、ご支援をよろしくお願い申し上げます。

人間福祉相談センター所長 宮本 正一

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