海外・異文化理解特別講義を開講しました

講演する尾関健治客員教授

1221日、尾関健治客員教授による、海外・異文化理解特別講義「51歳・ほぼ無職・世界一周一人旅」を開講しました。同講義は、学生の視野を広げることを目的に開講しました。本科生、留学生、教職員ら約150人が参加しました。

 

 尾関先生は、今年921日に任期満了で関市長を退任されました。その後、103日~123日までの2ヶ月間、計22か国を巡り世界一周をされました。

 

 尾関先生が世界一周の旅に繰り出した理由は「元々世界一周に挑戦してみたいという気持ちがあり、挑戦してみたかったから」だそうです。市長の仕事は市職員に頼って進めるものばかりで、1人ではなにもできない。周りの人に頼りっぱなしだった。そういった「市長の感覚を忘れること」も一つの理由であったと語られました。

 

 講義では、中南米欧州-アフリカ-中東-アジアでの体験談や特に印象に残ったことについてお話しいただきました。ドバイを訪れた際には、滞在先周辺のそこかしこで商業施設やホテルが続々と建設されていく様子を見て「日本にいたらあまり感じることはないが、世界の経済はものすごい速度で動いていることを感じた」と話されました。また、「イグアスの滝」を訪れた際には「映像や写真で見るものよりも迫力があり、やはり現地現場に行かないと感じられないこともある」と実際に行動を起こすことの重要性も説いていただきました。

 

 講義終盤では「若い世代の皆さんへ」として、3つのメッセージをいただきました。

 

1.モノよりコト

「モノ」は奪われたり壊れたりするが、「コト(体験や経験)」は奪われないし壊れない。生涯財産であり続けることから、自分にしかできない「コト(体験や経験)」をしてほしい。

 

2.現地現場

今の時代、メディアからたくさんの情報を得ることができるが、それはあくまでも人づての情報であるため、実際に自分で足を運んでみてほしい。そうすることで、メディアからは得られない圧倒的な感覚、情報を感じてもらいたい。

 

3.自分に投資

世の中には様々な投資対象があるが、生涯で1番大きいリターンが得られるのは自分自身に投資をすることだと考えている。自分への投資と言っても様々あるが、学生の皆さんは現在、「教育(大学へ行く)」という投資をしている真っ只中。今後も自分自身にお金と時間をかけてもらいたい。

 

参加した学生からは「今までは海外に行きたくても治安の面が気になってなかなか行動に移せなかったが、今日の講義を受けて行動に移そうと思った。」「今日の講義で視野が広がった。自分に投資して、自分にしかできない体験をしようと思う。」といった声が聞かれました。

質問をする学生
講義修了後の交流

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